腰痛の時してはいけないことって？

腰の痛みで悩んでいる方は、多くいます。腰痛を良くしたい、改善したいと頑張ろうとする事がかえって逆効果になる事もあります。ご本人はとても頑張っているのに、非常にもったいない事です。今回は、腰痛になったらやってはいけない事について、国家資格である柔道整復師を所有する院長が、過去の腰痛の施術経験に基づいて解説します。

腰痛がある時に、仕事や家事・運動などを無理に行うことは避けた方が良いです。無理をして、腰痛をこじらせてしまう可能性があります。意識する事は痛い動きはしないことです。

普段の日常生活で腰への負担が大きいとその時は大丈夫でも、ダメージが蓄積され腰痛になりやすくなります。毎日の事なので、かなりおおきな生活習慣の要因と言えます。仕事で座ることが多く、デスクワーク腰痛になっている人はクッションや背中にタオルを入れる。歩く時に腰が痛くなる人は、少し歩く距離を減らしてあげる。といった、腰への負担が少ない生活を心がけて下さい。

腰痛を改善しようと、とりあえずストレッチをしようとする人もいます。腰痛改善＝ストレッチとカンタンに決めつけない方がよいと思います。ストレッチを控えて腰痛が無くなる人もいるくらいで、逆効果の場合も少なくありません。大切なのは、適度に効果があるくらいの量や正しいフォームで行うことです。そうではないと、逆に腰の痛みを増やしかねません。また、腰痛改善＝筋トレというような決めつけも注意が必要です。筋トレも腰痛が悪化する要素があるからです。あくまで無理せず、慎重に行うようにして下さい。自分では、腰に効果的と思うことでも、そうではない事も多々あるので、サイトの情報や思い込み知識を疑うくらいでちょうどよいと思います。また、運動何年も好んで運動やスポーツをしていた時に、それが足かせになり腰痛の原因になることもあります。当院でもヨガ教室に長年通っていたが腰痛が良くならず来院され、ヨガをお休みしたところ、腰痛が改善した、という例もあります。長年の運動の習慣があっても、腰痛がある時には休んだ方が良い時もあります。時には、運動を減らすなどの対処も有効です。 

腰痛や坐骨神経痛など腰の痛みやしびれがある時に、精神的なストレスを抱えてしまうと痛みが強くなる傾向があります。例えば、仕事場で精神的なストレスをかかえながら働いている為に、筋肉が緊張状態になり腰痛をこじらせることがあります。人間は、緊張すると筋肉が固くなる傾向があるために、このような症状になるのです。
また、長い歳月腰が痛いような状態が続くと、その事自体がストレスになります。

腰が痛い時ほど、無理をしたり、普段慣れていない事をしたりするのではなく、慎重に動かして少しずつ慣らしていくほうがよいといえます。腰痛は生活習慣からくる症状ですが、いきなり生活動作を変えるのではなく少しずつ変えていくことが大切です。大切なのは、「痛いことをしない」いうことです。痛みは、異常サインですので、著しい腰痛の場合は、痛いことを避けていくことが大切で、その反対に、痛みがなくなる（クスリとかではなく）動作や姿勢を探求し、気持ちがよい方向に行くことが大事です。
ご不安な点があれば、まずは当院までお気軽にご相談ください。